人工知能に向けた不揮発性メモリ・スピントロニクスデバイスと材料
Home » 論文 » 論文掲載:強磁性半導体量子井戸における「波動関数制御による磁性変調」の初実証
下記の論文がPhys. Rev. B (Rapid communication)誌に出版されました。
L. D. Anh, P. N. Hai, Y. Kasahara, Y. Iwasa, Masaaki Tanaka, “Modulation of ferromagnetism in (In,Fe)As quantum wells via electrically controlled deformation of the electron wave functions”, Phys. Rev. B 92, 161201(R)/1-5 (2015).
今回の論文は約10年前に理論的に提案された技術「波動関数制御による磁性変調」を波動性の強い(In,Fe)As量子井戸を含む電界効果トランジスタ構造において実証した研究成果です。本実証によって、従来に磁性変調に必要とする面キャリア密度の変調量1012~1013 cm-2から1011 cm-2までに大幅に削減し、超高速と超低消費電力の磁化スイッチング技術に応用できると期待しています。
本研究に関する受賞履歴はこちらです。
*2015年先端技術大賞、ニッポン放送賞(学生)
*2014年応用物理学会秋季学術講演会の「講演奨励賞」(学生)
*応用物理学会スピントロニクス研究会第1回英語講演奨励賞(学生)
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